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【コラム】見守りますクラウドの思想③ヒアリング編

更新日:2023年9月13日

さて今日が3回目でやっと核心的なことを書きます。ダラダラ引っ張ってしまいすみません!

見守りますクラウドはこの「Help Me!」というアルミのボタンのシステムとして

制作し約10か月ヒアリングと要件定義を行いました。


オレンジ色のアルミ製のボタン
徘徊通報ボタンHelp Me!

提供先(販売先)は「自治体向け認知症徘徊通報システム」であると決めて

BtoGで自治体へ、そして全市民が利用できること。

共働きで核家族、そして生活様式がバラバラな現代で、簡単便利であること

また徘徊ボタンHelpMe!のように通報に二度手間しないことを前提に仕様策定しました。



その中でまず徘徊してしまうご本人にお話を伺いました。しかし現実は何もわからないので

意識がちゃんとしているうちに、このアクセサリーを持つようにする習慣をつけようという

訓練が必要です。多くの人は現在は認知症でもなく、要介護認定もされていないが、

いつ認知症になったらどうしようという焦りは抱えていて、この人たちの精神的な部分を

支えられたらと思いました。だれでもそうですが、そんな姿を晒したくはないものですね。


それなので、この「見守りますクラウド」は契約していただいた自治体に住む全市民が利用

出来るようにしようと、大きく考えました。基本的に通報でのデータ数はとても小さいですし、

アクセサリーの費用が嵩んでしまいますが、それを除けば全市民が利用することを前提に

1人月7円でサービス提供出来たらというのが弊社の努力目標です。

また徘徊時間が長くなると生存確率が減るという記事を読んでいたので、保護されたら

すぐに連絡共有して、徘徊がきっかけで病気にさせないことを考えました。

現在でも謳っておりますが、「通報後1分で共有し、3分で解決」を目指そうと



次は最終的に保護する警視庁にヒアリングすると、与信に時間が掛かり、また

犬猫のようにいかないので誰かが解決まで1対1の対応をしなければならないことで

本来なら五輪の警備や特殊テロなどに充当している時間も削がれている状態であり、

一番直接対応する時間が長くてご苦労されるので、このような部分も見守りますクラウドで

いち早い解決を図れればと考えました。

お巡りさんの仕事も想像以上に庶務が多く、紛失届から迷子、道案内、通報対応、報告書と

想像以上にデスクワークも忙しいこともわかりました。



自治体については多種多様で、それぞれの文化を知るために、東京、神奈川、千葉、埼玉の

違う自治体を訪問することで行政の違いを確認しました。それ以外にも佐賀、福岡、長崎にも

行いましたが介護が進化している大きな自治体でも500か所にFAXで一斉通報

首都圏の観光地を抱える市では警察から連絡があると、家族から失踪連絡が入っている人の

「与信ファイル」を200か所にFAXしていました。

ある市役所ではダイレクトに防災無線を利用して

「11:10頃XX町2丁目付近で身長155cm 体重60kg紺のシャツを着た75歳の男性が

行方不明になっております。」とアナウンスを掛けております。この時代にこれだけの情報で

判断することも難しく、いつも聞いていてもう少しどうにかならないかなと思うのですが

探す側からするとこれが現状ベストな方法です。

もちろん、そのような探す機能は「見守りますクラウド」にも装備しておりません。

200か所にFAXを送るのは、同報システムでも利用しない限り、1台のFAXより1通づつ送信

するので、最後の人には90分後に送信しすることになり、メールのようにいかないので、

見守りますクラウドは、この同時性を考慮して構築しようと考えました。



ヤングケアラーとして社会貢献している少年
お世話になるヤングケアラー!ありがとう

そして善意の第三者というのをぼんやり想定したものの、実は小学生高学年から新社会人

くらいまでの方々が一番共感いただけるのではと思いました。

小学生高学年くらいからスマートホンを所持しており、結局はふたたびヤングケアラーと

して、この世代にお世話にならなければならないことが確実です。

そのため私の勝手なアイディアで、通報して解決したら、その方にPayPayなどを謹呈

するのもよいかなと、一応その機能も実装出来るようにしておきました。


最後にご家族にヒアリングして私は茫然自失してしまいました。それは自分の親が認知症に

なり呼び寄せました。介護する時間が増えたので会社を休職し、IT企業だったので、認知症の

ような境遇が深く理解されずそのうち会社からの風当たりも強くなり退職。そして次の転職先を

探しながら介護しているという人も一定数居ることを知りまして、一番この人にこそ助かって

欲しい、毎日が楽になってほしいそれに尽きます。



最初はおじいちゃんおばあちゃんのためにという気持ちが、ヒアリングを重ねるにつれて

ポイントが動き、そして要件がズレてきましたが、まずご家族が安心できることになれば、

徘徊者も役所も警察署もみんなHappyなんだと気づかされました。

みなさま、ありがとうございます。


各種並べられたQRコード付きキーチェーンと見守りますPINZ
見守りますキーチェーン


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